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- 景気の長期停滞
- デフレ傾向
- ・・・・・・
- 若者の理科離れ
- 少子化,老齢化
- フリータの増加
- ・・・・・・
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- わが国の「国際競争力ランキング」(*)
- 1993年------1位
- 2002年------30位(49ヶ国中)
- (*)ビジネススクールIMD 報告(スイス)
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- 産業の空洞化
- 工場の海外移転
- 中国の躍進
- 中小企業の崩壊
- 技能の伝承の継続が困難
- 雇用機会の喪失
- 大規模システムの事故,障害が多発
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- グローバリゼーション
- 標準化,オープン化,情報公開
- 循環型経済社会 ,地球環境重視
- 技術革新の進展,成長分野の交代 (繊維,造船,鐵鋼,機械,建設,電気,化学,エレクトロニクス,情報,IT,生命,・・ )
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- キャッチアップからフロントランナ− へ
- 追従型から先導型へ
- 日本産業構造の大変革の時代
- 明治維新,第二次世界大戦の敗戦に続 く第3の大変革の時代
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- 正確な時代認識の欠如
- 対応の遅れと対応の間違い
- キャッチアップに最も効率的なシステムが構築 されていた
- 成功体験へのこだわり,保守的体制
- リストラ等のこれまでの対策は,生き残るための対策であって,挑戦するための対策ではない
- 閉塞観,将来に対する不安感
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- わが国の製造業は時代と共に世界の中での役割をダイナミックに変えてきたはず
- 過去のわが国の歴史は,わが国の経済・ものづくりは早晩,必ず再び復活すると期待を持たせている。
- 日本の経済がおかしいといっても,実は,内容を良く見てみると,マダラ模様である
- 良いところは,良いのである。世界に伍して,はばたいている企業も多い。 ーーーこの辺にヒントが有りそう!!
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- グローバリゼーションの時代、大競争の時代,これが現代の大きな時代の流れの一つ
- IT技術がこれを加速している
- これをピンチと見るかチャンスと見るか,こちら側の対応に依存する
- これに不適なこれまでの古い体制に拘ればピンチだし,これに適した新しい体制で挑戦すればチャンス
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- 当然の流れ,この世界の流れが今後,変わらないだろう
- 世界の進歩の現れ,人類の勝ち得た知恵?
- 西洋文明の押し付け,陰謀,世界戦略の一部?
- 単なるアメリカ化であってはならない
- お互いのコミュニケーションを可能にする,各々の固有の文化を尊重した,世界のゆるい標準ルールの形成に向けての動き
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- 同じ製品で条件が同じならば, 製造業が, 生き残るために、製造コストの安いところに移るのは理の当然である
- “もの”の品質,顧客の満足度は何で決まるかーー→価格,機能,性能,信頼性,安全性,独創性,サービス,ブランド等々
- コスト競争だけならば,わが国における製造業の空洞化は必然で,止めることは出来ない。
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- 一時,IT化(情報通信技術の利用)で米国に遅れをとって負けたと言われた
- 製造コストを下げ,製造スピード(リードタイム)を短くするためにIT技術を使うという点から言えば,事実であった
- IT化はわが国の製造業の最も得意とするところである
- 対等に競争できる条件さえ整えれが,製造業におけるIT技術の利用は,わが国の方に利が有る
- 民間の自由競争を促すためには,政府としての情報インフラの整備の方が極めて重要
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- わが国:
- 戦後:デミング博士による品質管理の取り入れ
- 米国:
- 1980年代:「メイド・イン・アメリカ」によるIT技術の活用, MOT(技術経営)の導入
- 次は中国? Or 再び日本?
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- コスト競争というのは,わが国の製造業の得意技から,もう外す時期に来た
- ものの品質の価格以外の側面:機能,性能,信頼性,安全性,独創性,サービス,ブランド性等に重点を置くべき
- わが国の製造業の特技や,IT技術等は,そのために利用すべき
- トップランナーは,トップランナーとしての役割,戦い方があるはず
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- 現場の人間の知的レベル,教育レベルの高さ
- 各個人の真面目さ,倫理観の高さ
- 現場の工夫,改善のシステム化---改善の継続
- 経営者の倫理観(?)
- 現場重視,現場を大事にする文化
- 人を大事にする文化,人間尊重
- トータルな人材育成の文化
- 日本の文化の良さ(人間関係と長幼の序を重んじる世界) ,歴史,国民性,・・・・
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- 外よりも内を大事にする
- 価値判断の基準は,常に社内にある
- 改革は常に外圧によるのであって,自主的,自発的ではない
- 真面目さ,倫理観も社内だけに通用する真面目さ,倫理観である
- これが既得権を重視し,常に体制を維持する方向に働く
- 価値観,制度や標準は誰かが決めて与えられるものであり,自主的に考え,それにより自らを律するという習慣がない。
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- 新しい時代を迎え,製造業・ものづくりも当然変わらなければならない
- (1)作るものを変えなければならない
- (2)作り方を変えなければならない
- (3)作る方の価値観を変えなければな らない
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- 海外にシフトできるということは,わが国で造る必要のないものになってきたということを意味している
- わが国は,更に知的で創造的なものづくりにシフトすべきなのである
- 他の追従を許さない,わが国だけの高度な製品,そして,わが国の得意な分野に特化すべきである
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- コストだけで勝負する標準化された組合せ部品としての製品ではなく ,総体として纏まった工夫と技術が込められた「すり合わせ技術」による製品に特化すべきである
- その製品が更に大きなシステムの標準的な主要組合せ部品になる位置を狙うべきである(コンピュータにおけるCPUのような位置付け)
- 顧客満足度に視点を置いたヒューマン-マシンインターフェースにおいて感性を重視した製品に特化すべきである
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- すべて自社でまかなう自前主義は,インターネットの存在,オープン化の時代には過去のものである
- IT技術は,コスト削減,高効率化,リードタイム短縮と共に,その先の創造的,独創的な製品開発に活用すべきである
- 技術開発から製品開発までトータルにマネージメントする能力の強化:産業,経営に強い技術者,技術に強い経営者が必須
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- 全自動化,知能ロボット化,産業用知能ロボットで空洞化を防げる
- ライン型からショップ型へ(モーティベーションが持てる仕事の仕方 )
- ハードウエア重視→ソフト重視→システム重視→組織重視→コト重視→知的財産重視
- 設計重視,基本重視,源流重視
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- 効率性重視から創造性重視へ
- 業務の効率化と共に戦略的競争・創造へ
- 量から質へ
- メーカの視点からユーザの視点へ
- 作業者の遣り甲斐,生きがいの重視(人を大切にするものづくり)
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- コスト,機能重視から環境と共に,信頼性,安全性重視へ
- オリジナリティ,イノベーション重視 へ
- 独創性 ,創造性の重視・尊重する社会
- 失敗を許してそれを生かすシステム
- リスクをとることを尊重し再挑戦を許 す社会
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- 総合科学技術会議,科学技術基本法,科学技術創造立国
- 知財立国,知的財産権:平成14年知的財産戦略会議,知的財産戦略大綱策定
- 産学官連携推進
- 先端技術テーマ:バイオ,ナノテク,ITに特化
- MOT(技術経営)
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- 製品の品質(質,クオリティ):価格,機能,性能,信頼性,安全性,独創性,サービス,ブランド 性,----
- 21世紀は,安心,安全な社会を求める
- 信頼性,保全性,安全性は,21世紀に望まれる安心で安全な社会の構築に最も重要な技術
- 今後, 製品に対して最も重要視される品質の側面は,コストではなく,信頼性,保全性,安全性である
- 顧客を重視した人間的暖かさと多様さである
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- 信頼性・安全性を伴わない性能・機能は意味をなさない
- 製品にとって,信頼性・安全性と性能・機能とは車の両輪
- これからの時代,新しいイノベーティブな製品ほど,信頼性・安全性が重要
- わが国は半導体の部品レベルでの信頼性で世界のトップに立ってきた
- しかし,大規模システムの事故,障害が多発
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- わが国のこれからの製品は,環境と共に,信頼性・安全性で特徴を持たせる事で世界に貢献をしていく事が最も望ましい
- わが国は信頼性,安全性で世界のトップを維持すべきである
- 製造の段階や運用の段階で信頼性や安全性を確保するのでは,明らかに遅すぎる
- 現代の製品は,システムとして,複雑・多様化しており,考慮すべきサブシステムの境界が飛躍的に増大しており,すべてを知る人は存在しない。
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- 要求の段階,設計の段階から,信頼性,安全性を考慮していなければならない
- 「源流からの信頼性の創り込み」
- 信頼性・安全性が最初から組み込まれた高度知的製品の創造!!
- 創造性,現場の改善工夫は,信頼性,安全性にも向けられるべきである
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- 安全第一
- 品質第二
- 生産第三
- (*)1901年米国,USスチール社のエルバーと・ゲーリー社長が掲げたモットー
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- 高度知的製造業しかない
- 創造的,独創的な製品
- (環境配慮と共に)信頼性・安全性を第一とする製品
- 源流からの信頼性・安全性の創り込み
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- わが国の特徴を生かしたものづくり
- *人間尊重のものづくり
- *ユーザ,文化,個性重視のものづくり
- 新しい領域・分野の開拓と創造
- 知的財産の蓄積,管理
- 必要なもの--イノベーション
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- 公平な競争原理が成り立たない限り,イノベーティブな発明・発見は育たない.
- オープン性,独立公平なな第3者による外部評価が必須
- 時代の変化にすぐに対応できるシステム,仕組みが必要-----
- *政治に問題がる
- *我々の習慣の中に問題がある
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- 政治に問題がる:行政改革しかない(方向は示されても実際には遅遅として進んでいない )
- 我々の習慣の中に問題がある:国の保護,規制から脱出,自分から世界に飛び出す
- --産学官すべてにわたる癒着・馴れ合い体質,官僚システムの保守性,既得権の死守--
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- ものづくりは人づくり—教育の重視,大学の知恵,知的財産の利用
- 高い倫理観を持った技術者の育成:技術者倫理
- 高い技術力で品質(質,クオリティ)を高め,創造できる技術者の育成:独創性,創造性
- 経営に寄与できる技術者の育成:マネージメント能力,経営感覚
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- キャッチアップのシステムからフロントランナーへの仕組みと心構え・文化の変化を!!
- 日本の良さ,日本の文化を大切にした,世界に通用するやり方で,世界にないものづくりへ続ける---→変革しかない
- 常に考える,常に変わる
- 生産拠点は海外に移っても,技術力ははそう簡単には移転できない(マネは簡単だが,イノベーティブなものは文化と伝統に基づいているため困難)
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- 世界ルールの構築に対して,多くの分野でわが国からも積極的に発言をして貢献をしたい
- 最も可能性の高い分野がものづくりの世界
- 信頼性,安全性に最も高い価値観を置け
- そのためには,常に自らイノベーションと変革を続けることである
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- 中小でも,技術力でイノベーティブなところが多いが,それを生かし,尊重する風土がなかったのではないか?--→知的財産の重視
- ものづくりは人づくり--→教育の重視,大学の改革
- 基礎からきっちりとデータと共に積み上げていく地道な研究努力が必要.大学の知識,研究成果を重要視--→産官学連携推進
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- わが国は,大変革の真っ最中
- 創造性,独創性,そして変革が重要な今は,若者が飛び出せるチャンスの時代で
- これからの高付加価値の信頼できるものづくりは,高度に知的な創造的作業である
- わが国はこれで世界をリードしていくべきであり,それが出来る国である
- わが国は,高度知的製造業に特化していくのが今後の生きる道である。
- プラス志向で行きたいものである
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