○向殿　　皆さんz= 89;こんにちは

１．労働安= 840;・機械安全について= ;考える

次に身近= 394;例として、中災防の= ;フェアですから、労&#= 20685;安全、産業安全、Đ= 31;械安全の分野で，こ= れまでの話を敷衍(= 2405;えん)しӗ= 0;考えてみたいと思い&= #12414;す。

少し古いデータで&#= 12377;けれども、労働災ê= 75;で亡くなっているの= は、平成12年までは= 598;年2,000人くらい= 391;したが、現在は1,600人ぐらい= 395;下がっています．し= ;かし、下げ止まって&#= 12356;る状況です。4日以上の= 241;業災害に至っては，= ;約12万人もい= 414;す。考えてみると恐= ;ろしい数の死亡者と&#= 34987;災者です．設備に|= 24;る安全対策やマネジ= メントによる安全管= 9702;のやり方等を根本௚= 0;に考え直さなければ&= #12356;けない時期にきて= 356;ると思います。

相当昔の話しです&#= 12364;、「工場危害予防Ö= 50;衛生規則」というの= が昭和4年に出て= 356;まして、その中で「= ;人間の過失があって&#= 12418;けがを招かないよ{= 58;に機械・設備を安全= なものにせよ」と書= 2363;れています。これӗ= 9;全く正しい考え方で&= #12377;。我が国の先達の#= 211;識には敬服を致しま= ;す．まさしく，現代&#= 12398;世界的な安全標準{= 99;この考え方に基づい= ています．しかし，= 9694;実にそうなっていӚ= 7;かというと、我が国&= #12399;なかなかそうなっ= 390;はいません。これは= ;，省庁を超えた理念&#= 12398;はずですが，日本{= 98;場合は、厚生労働省= 、経済産業省、国土= 0132;通省等と縦割りが࡞= 7;しくて、お互い調整&= #12398;努力はしていると= 605;いますが、どうも理= ;念が統一されている&#= 12392;は思えません．安Ð= 40;というのは縦割りで= はなくて総合的な施= 1574;を講じていかなけӚ= 8;ばならないのですが&= #65292;これがなかなかで= 365;ないのです。

労働安全衛生法（&#= 20197;下安衛法という）{= 64;できた昭和47年、この= 433;衛法の第3条第1項では「事業者は&#= 65292;責任をもって労働Ň= 73;の安全と健康確保に= つとめなければなら= 2394;い」とあります。ࡅ= 2;働災害を防止するよ&= #12358;にきちんと職場環= 659;を管理しなければな= ;らないと書いてあり&#= 12414;す。職場の安全･Í= 81;康管理に関しては，= 監督官庁の権限が及= 2406;ことになっていまӕ= 7;。

一方，特定の機械&#= 12395;ついてはきちんとĎ= 83;造規格が決まってい= ますが、それ以外の= 1172;働の現場で使う一ഄ= 4;の機械については実&= #12399;規定がなくて、同= 376;第3条第2項では，「機械，&#= 22120;具等を製造，輸入{= 77;る者は，労働災害の= 防止に資するように= 1162;めなければならなӓ= 6;」と書いてあります&= #12290;要するに、これは= 162;力義務です。理念か= ;らいえば，「人間の&#= 36942;失があっても労働Ň= 73;がけがをしないよう= に施設･設備を安全= 2395;設計，製造しなけӚ= 8;ばならない」と義務&= #12395;すべきであると考= 360;ますが，これは厚生= ;労働省よりは経済産&#= 26989;省の役割と考えた{= 98;かもしれません。我= が国では，労働の現= 2580;で使っている機械Ӗ= 1;のものを本質的に安&= #20840;であるように設計= 375;たり，安全防護等で= ;機械設備を安全にし&#= 12383;りするよりは，労Î= 85;者の注意や訓練で安= 全を確保するように= 2394;った原因は，この๟= 4;にもあるように思わ&= #12428;ます。安衛法が発= 177;された直後，労働災= ;害が劇的に減りまし&#= 12383;．実に役に立ち，ć= 77;益でした。しかし，= 紹介したように，現= 2312;，労働災害の数がߍ= 9;げ止まっているとい&= #12358;ことで、安衛法の= 441;割を根本的に変える= ;時期に来たと思いま&#= 12377;。ここへきて安衛Ė= 61;を少し見直して，リ= スクアセスメントを= 4892;うことが大前提にӗ= 4;ると聞いていますの&= #12391;，大変望ましいこ= 392;と思います。

２．新しい= 433;全規制の動き

これまでの我が国&#= 12398;規格や基準は，「{= 71;こは何センチに作り= なさい」，「この材= 6074;はこうしなさい」ӗ= 2;いうように、いわゆ&= #12427;構造規格といわれ= 427;ものです。満たして= ;いるかどうかのチェ&#= 12483;クが極めて単純な{= 98;です。距離は計れば= いいし，材質は調べ= 2428;ばいいからです。ӕ= 5;かし、新しい良い技&= #34899;が出てきても、こ= 428;は規格に載っていな= ;いから使ってはいけ&#= 12394;いという話になり|= 14;す。また、安全技術= で良いアイデアが出= 2390;きても、構造規格Ӕ= 4;決まっているために&= #23455;は使えないという= 371;とがありました。安= ;全技術のいいアイデ&#= 12450;が出ても日本ではñ= 95;まらなかったのです= 。技術の進歩を実は= 7490;めている面がありә= 4;す。これは長い間ネ&= #12483;クになっていまし= 383;。世界的な流れとし= ;て，最近の規格の動&#= 21521;としては，例えばʌ= 92;回転ドアの例で言え= ば，「挟まれてもけ= 2364;をしないように作Ӛ= 8;。それを満たせば、&= #20316;り方は自由」とい= 358;，いわゆる性能規定= ;の方に移って来てい&#= 12414;す。

更に，最近の規制&#= 12398;動向として，民間{= 64;自分たちで自主的に= やろうという方向に= 1205;いています。そうӓ= 6;う意味では、企業の&= #12488;ップの意識やマネ= 472;メントが，また受け= ;入れる社会一般の人&#= 12398;安全文化が非常にŵ= 25;要になってきていま= す。

それから、事故の&#= 36012;任についても，我{= 64;国の今までのやり方= は、どちらかという= 2392;事故が起きてしまӖ= 7;た後に、責任追及が&= #22987;まり，「原因はお= 414;えの過失だ」となり= ;，直近の作業者個人&#= 12398;過失責任になるの{= 64;多かったのです．そ= うではなくて、事前= 2395;安全対策をしっかӚ= 6;とやったかどうか、&= #20107;前にどれだけ考え= 390;、どれだけ手を打っ= ;て、どこまでリスク&#= 12434;下げていたかが重Š= 01;で，それをきちんと= 文書として残してお= 2367;ことが安全の責任ӗ= 2;考えられるようにな&= #12426;ました。事故が起= 365;てから、あなたが失= ;敗した、従って，あ&#= 12394;たが悪い，あなた{= 98;責任である、という= 事後の安全に関する= 6012;任ではなくて、製๩= 6;業者や事業者が，前&= #12418;ってどれだけ手を= 171;って，対策を考えて= ;いたかを，それを文&#= 26360;化してのこしてお{= 67;，それが安全の責任= であるということで= 2377;。すなわち，事前ӗ= 8;安全に関する責任で&= #12377;．個人と共に，製$= 896;メーカ，設計者，企= ;業等も責任の対象に&#= 12394;ります．逆に，や|= 27;べきことをやってい= れば、製造メーカま= 2383;は設計者についてә= 8;，刑事上の責任はあ&= #12427;程度許される、と= 356;う発想の方にだんだ= ;ん変わってきていま&#= 12377;。

ここで最も大事な&#= 32771;え方であり，手法{= 91;あるのがリスクアセ= スメントです。リス= 2463;を前もって事前に෕= 3;価して、前以て手を&= #25171;っておくことです= 290;大きいリスクから安= ;全対策の手を打って&#= 12356;き、例えば，「死É= 29;事故は起きません、= 事故が起きてもこの= 2367;らいの事故でこのӔ= 7;らいの頻度に押さえ&= #12425;れています」とい= 358;ようなことです。「= ;この安全装置の故障&#= 29575;がこのぐらいだか|= 25;、機械側が原因で事= 故に繋がるのは何十= 4180;に1回ぐらい= 391;，事故が起きたとき= ;には例えば骨折ぐら&#= 12356;が最大の事故ですz= 90;」というようなこと= です。この程度のリ= 2473;クならば，我々はӖ= 1;れから受ける利便性&= #12434;考えて，リスクの= 384;在を認めて許容し，= ;安全と認めます。こ&#= 12428;がリスクアセスメ}= 31;トの考え方です。<= /p>

３．機械安= 840;の国際標準の動向=

機械安全の国際標&#= 28310;の動向を少しご紹É= 71;しておきます。

ヨーロッパがEUとして統= 512;するということで、= ;各国ばらばらであっ&#= 12383;安全規格を何とかÇ= 68;つにしようと試みま= した。ところが，既= 2395;各国の安全規格にા= 8;史があって、それぞ&= #12428;個別にでき上がっ= 390;いる構造規格を統一= ;しようという試みは&#= 19981;可能でした。英国|= 20;ドイツみたいに高い= レベルとそうでない= 2424;うなレベルの国もӖ= 3;くさんありますから&= #65292;レベルもまた違っ= 390;いました。

3-1．Ａ.Ｂ.Ｃ規格の考えਬ= 1;

そのときに、ヨー&#= 12525;ッパではニューア}= 03;ローチといいますが= ，EUとして満= 383;すべき必須要求事項= ;を，ある意味では性&#= 33021;規格のようなもの|= 34;決めて、その実現方= 法は各国にお任せし= 2414;すというアプロ-チを採用= 375;ました。実際の規格= ;は，その要求必須事&#= 38917;を満たす具体的なÇ= 68;つの例とする，とい= う考え方です。ここ= 2395;，機械安全の規格༼= 6;は，A、B<= /span>、Cの༎= 2;層構造にしようとい&= #12358;おもしろいアイデ= 450;が出されて実現され= ;ています。（図１、２&= #65289;

この辺は，今日は&#= 35443;しくはお話しするą= 78;間がありませんが，= 少しだけ触れます。A規格とい= 358;のは，基本安全規格= ;と呼ばれ，機械・設&#= 20633;の設計はこういうŇ= 71;え方でやりなさい、= そのときに使える考= 2360;方、テクニックはӕ= 1;ういうものがありま&= #12377;よというようなこ= 392;が記されている基本= ;的な規格であります&#= 12290;それがISO12100「機械類= 398;安全性--設計のた= 417;の基本概念、一般原= ;則」というものです&#= 12290;

国際規格としては&#= 12371;のようにまず理念|= 34;先に決める。これが= A規格です= 364;，A規格は今= 398;ところ２つしかない= ;のです。今紹介したISO12100という設#= 336;の一般原則と，リス= ;クアセスメントの規&#= 26684;（ISO14121：JI= S B 9702）だけです= 290;

B規格は，= 464;ループ規格とも呼ば= ;れ，安全装置の規格&#= 12384;とか、人間の手のž= 63;さのような物理的な= 常数などに関連した= 5215;格で，幅広い分野ӗ= 8;安全に共通に使える&= #35215;格です． C規格が各= 491;別の機械ごとの規格= ;です。C規格は，A規格、B規格の概= 565;に則ってつくられて= ;います。機械の種類&#= 12399;，何千，何万とあ|= 27;わけで、新しい機械= も生まれるし，それ= 2425;の規格を全部作るӗ= 8;は大変です。多くの&= #22580;合，C規格が存= 312;しないことになりま= ;す．特に、新しい機&#= 26800;については，もち|= 29;ん，C規格は存= 312;しません．そこで，= ;C規格を作= 427;ことができない場合= ;や無い場合は、B規格とかA規格の精= 070;に則って設計，製作= ;をすればいいという&#= 35441;になります。例え|= 00;，日本には自動回転= ドアの規格がありま= 2379;んでした．その後ᦁ= 2;自動回転ドアのJIS規格の原= 696;が作られました．私= ;が委員長を仰せつか&#= 12387;たので，A規格，Bの思想に= 467;ってJIS規格原案= 434;作りました．しかし= ;、ヨーロッパでは，&#= 26032;しい機械の場合，{= 81;の個別機械の規格が= なくても、A規格、B規格がわ= 363;っていますの，それ= ;に従って設計，製作&#= 12434;すれば良いのですʌ= 94;例えば，自動回転ド= アの場合，挟まれて= 2418;死亡や重傷のけがӔ= 4;起きないように設計&= #12375;ろというような要= 714;事項があれば，それ= ;だけで十分で，あと&#= 12399;一生懸命それをど{= 58;実現するかという問= 題になるのです．こ= 2398;場合，実際に存在ӕ= 7;る個別のC規格は，= 371;れを満たせばA，B<= /span>の要求事項を満た&#= 12377;という例示規格に{= 77;ぎないと考えればい= いということです。= 9694;在の国際安全規格ӗ= 8;構造はこのようにな&= #12387;ています。

３-2．スリーステ= 483;プ・メソッド

そして、一番大事&#= 12394;ことは、安全対策|= 34;施す順番を決められ= ていて，それが前に= 2057;介した特徴的なスӤ= 2;ーステップ・メソッ&= #12489;です。もう一度言= 356;ますけれども、設計= ;者，製造メーカとし&#= 12390;は，本質的安全設š= 36;が第一で，安全装置= が第二で，使用上の= 4773;報提供が第三ですӍ= 0;ここまでが製造者の&= #36012;任で，その後で，= 316;業者が注意をしなが= ;ら使うという順番で&#= 12377;。製造者と使用者{= 98;安全の責任の分担に= ついては，このよう= 2395;決められていて，ӕ= 1;れは国際安全規格に&= #12418;きちんと書いてあ= 426;ます。これは，世界= ;的な常識になってい&#= 12414;す。

もう一つ大事なこ&#= 12392;は，製造メーカーÍ= 96;はリスクアセスメン= トをまず行うのが大= 1069;提であるというこӗ= 2;です。ここで，リスクア&#= 12475;スメントについてŀ= 57;介しましょう｡リス= クアセスメントとい= 2358;のは自分が設計すӚ= 7;機械、使う機械、製&= #36896;する機械に対してA= 292;危ないところはどこ= ;にあるのかを一生懸&#= 21629;探し，その危険のò= 30;合い（リスク）の大= きさを評価して，危= 2394;いところには安全ळ= 0;策を施して，許容可&= #33021;なリスクしか残っ= 390;いないことを確認す= ;ることです。まず，&#= 12393;こにハザード（危Ɓ= 22;源），すなわち危険= なところがあるかす= 2409;て探します。そしӗ= 0;、その危険なところ&= #12391;は、事故はどのく= 425;いの頻度で起り，事= ;故が起きたとき最大&#= 12393;んな悲惨な状態に{= 94;ってしまうのかとい= うことを評価します= 2290;この頻度と結果のӘ= 2;どさの両者から，危&= #38522;の度合い（リスクA= 289;を決めます．そのリ= ;スクの大きさに応じ&#= 12390;と安全対策を施すz= 90;その安全対策もリス= クの大きさに従って= 3433;全対策の内容が異ӗ= 4;ります．リスクの大&= #12365;なものには，それ= 394;りの信頼度の高い安= ;全装置を使いなさい&#= 12289;そういう対応にあ|= 26;ます。（図４）

危険源を= 375;っかり見つけて、そ= ;のリスクは大きいか&#= 23567;さいか、許せるかš= 77;せないかを判断して= ，もし許せなかった= 2425;、きちんと先程言Ӗ= 7;たスリーステップ・&= #12513;ソッドでリスクを= 979;げていきなさい。す= ;べての危険源でリス&#= 12463;が下がって，すべ{= 90;許容可能と判断した= ときに初めて「安全= 2391;す」といってユーӟ= 0;ー側に渡す、そうい&= #12358;話です。

このように，リス&#= 12463;アセスメントとい{= 58;のは事故の起きる前= に施す未然防止の科= 3398;的、体系的方法でӓ= 4;ると考えてくださっ&= #12390;結構です。ぜひこ= 398;リスクアセスメント= ;、日本語のうまい訳&#= 12364;ないのですけれど|= 18;、覚えておいていた= だきたいと思います= 2290;一部ではもう常識ӗ= 5;なっていると思いま&= #12377;が、是非，日本全= 307;の常識にしたいと思= ;います．

4-1= 5294;ランク付けとマトӤ= 2;ックス

危険源といっても&#= 12289;一般には多くあり|= 14;すし，機械によって= それぞれ異なります= 2290;例えば，自動回転Ӡ= 9;アの場合も、リスク&= #12450;セスメントを全部"= 892;いました。自動回転= ;ドアで危ないところ&#= 12399;どこでしょうか。Ç= 68;番危ないのは、回転= 部と固定部に挟まれ= 2427;ことです。しかしӌ= 9;実はそれだけではな&= #12356;のです。回転ドア= 398;下のところに足やス= ;カートを挟まれる。&#= 12418;っとひどいのは、ö= 13;ブレーキもしくは安= 全装置が働いて止ま= 2387;てしまった場合にᦁ= 2;反対側の人が前のガ&= #12521;スにぶつかる。そ= 428;から、おじいさん、= ;おばあさんがゆっく&#= 12426;歩いているときにô= 60;ろからドアにぶつけ= られてひっくり返る= 2290;それから，途中でӖ= 8;まずく，転ぶ，等々&= #22810;くの危険源が有り= 414;す．

その中で、一番シ&#= 12499;アなのは何といっ{= 90;も挟まれることです= 。それに対してどう= 2356;う手を打ったか、ӗ= 2;いうことを明記して&= #12362;かないといけませ= 435;。挟まれたときには= ;こうなり，挟まれて&#= 12418;大丈夫なようにこ{= 58;いう手を打ってあり= ます、よって，すべ= 2390;許容可能なリスクӗ= 8;みになっています，&= #12392;いうことを設計側= 399;証明しておく必要が= ;あるのです。危険源&#= 12399;ものすごくたくさ|= 35;ありますから，すべ= ての危険源について= 4892;わなければなりまӕ= 9;ん．

ここで，リスクマ&#= 12488;リックス法という}= 22;スクの大きさを評価= する一つの方法を紹= 0171;しましょう．リスӞ= 3;というのは、危険な&= #12371;とが起きる頻度と"= 987;害のひどさの組合せ= ;というわけですけれ&#= 12393;も、被害のひどさ{= 99;お金や数値では表現= できないので、普通= 2399;ランクに分けて，෕= 3;価します。（図５）

このようにリスク&#= 12398;大きさにランクを{= 88;けて、例えば，リス= クの度合いが３以上= 2399;許容できないとしӗ= 0;，危ないものについ&= #12390;はきちんと対応し= 390;安全装置をつけて、= ;3は2<= /span>に、2はできたら= 1に、という形でや&#= 12426;なさいというのが{= 71;のリスクマトリック= スの主旨です。（図６）

さっき紹介したA規格のリ= 473;クアセスメントの規= ;格（ISO 14121）には，= 522;スクアセスメントの= ;考え方が記されてい&#= 12414;す。本質的安全設š= 36;や安全装置の話は，= ISO 12100(「機械類= 398;安全性--設計のた= 417;の基本概念、一般原= ;則」)に詳しく= 360;かれています．ISO12100は，2003年月に国際規&= #26684;としてISOで= 104;立をして、わが国で= ;もやっと2004年11月に= ;ISOに= 972;合化したJIS B9700という形でJIS化されました= 290;（図７）

厚生労働省も職場&#= 12398;安全、機械設備のê= 33;全を目的とし、ISO12100を念頭に= 362;いて，2001年に「機= 800;の包括的な安全基準= ;に関する指針」を出&#= 12375;ています。先ほど{= 62;話ししましたように= ，今回，労衛法の見= 0452;しを始めていて，Ӥ= 2;スクアセスメントが&= #20840;面的に導入される= 392;いうことのようです= ;。（図８）

５.わが国の機械ध= 3;全の現状

今回，JISのB9700&#= 12364;出ましたので、設š= 36;をする人、現場で設= 備ラインを組み立て= 2427;人は，勉強をしてસ= 2;しいと思います．特&= #12395;リスクアセスメン= 488;についての勉強は必= ;須です．

メーカ側= 395;申し上げたいのは、= ;メーカ側は危険なと&#= 12371;ろを一番良く知っ{= 90;いますので、リスク= アセスメントを実施= 2375;て安全を実現してӓ= 6;く責任があるという&= #12371;とです．また，ユ= 540;ザーはそれをメーカ= ;に要求すべきです。&#= 12513;ーカに，「ここま{= 91;しっかりとやってい= るのですね」と確認= 2434;し，「そういうもӗ= 8;しか我々は買えませ&= #12435;」と言っていただ= 365;たいのです。しかし= ;，現実には，どうも&#= 26085;本のユーザーは安{= 69;れば買う、安全装置= をつけると高いから= 6023;わない，という傾ࡨ= 1;があります。メーカ&= #12540;側も十分な安全装 = 622;を付けると買ってく= ;れないから、外国に&#= 36664;出する場合はきち|= 35;と安全装置をつける= けれども、日本国内= 2391;はゆるい安全装置ߢ= 4;きで売っているとい&= #12358;例が実は多々ある= 398;です。

６．安全確= 445;そのものが価値であ= ;る

大事なことは，そ&#= 12429;そろ我々は安全にË= 85;値を認めよう，とい= うことです。安全は= 9968;種のバリュー（価ࠃ= 6;）であるということ&= #12434;認めるべき時期に= 365;ました。今まで，定= ;常時には安全という&#= 12398;は無視される傾向{= 95;ありまして、一端，= 事故が起きると、大= 5613;をした、だれの責ߥ= 9;だといことになりま&= #12377;．そうではなくて= 289;常に安全が確保され= ;ていることそのこと&#= 12364;実は価値なのですz= 90;事故の発生は，安全= に努力をしなかった= 2289;手を打たなかったӌ= 9;金を払わなかったこ&= #12392;によって損害が生= 376;ていると考えるべき= ;なのです。

新幹線でいろいろ&#= 20107;故が起きたりして{= 56;ますが、これまで乗= 客の死亡事故は起き= 2390;いないということӗ= 9;、きちんと安全に手&= #12434;打っているからで= 377;．安全が確保されて= ;いることをプラスの&#= 12496;リュー（価値）と{= 75;て認めようと，大き= な声で言いたいと思= 2356;ます．

安全で安心な社会&#= 12398;実現に向けてどう{= 54;るべきか、というこ= とに関して，私とし= 2390;は、今まで言いまӕ= 5;たように、安全であ&= #12427;ということは価値= 434;生んでいるのだとい= ;う考えを主張したい&#= 12392;思います．この概õ= 65;を是非，心にとめて= おいていただきたい= 2392;思っています。そӚ= 8;から、設計からきち&= #12435;と安全を行うこと= 395;よってプラスの価値= ;が生じているのだと&#= 12356;うことも意味しま{= 77;。安全にすると，稼= 働率も上がるし、儲= 2363;ります。儲かるとӓ= 6;う意味では、私は安&= #20840;とコストは両立す= 427;と思っています。そ= ;して、安全，サービ&#= 12473;，儲け，等の価値{= 98;選択として，最後ぎ= りぎりどっちを優先= 2377;るかといったときӗ= 5;は安全を優先しろと&= #35328;いたいと思います= 290;これはトップリーダ= ;ーが持つべき理念で&#= 12354;ります。しかし、Ĩ= 94;実にはなかなかこう= は行かなくて，短期= 0340;な利益優先のトッӢ= 3;は世の中にいっぱい&= #12356;ることは，誠に残= 565;です。

どうすればそれを&#= 23455;現することができ|= 27;のでしょうか。強制= 法規で国が罰すると= 2363;、PL法で法外= 394;金を企業からとって= ;しまうとか、企業倫&#= 29702;の問題を新聞で公ŝ= 20;してそんな会社はつ= ぶしてしまえとか、= 2356;ろいろなやり方がӓ= 4;るかもしれませんが&= #65292;正当な道は，私は= 433;全に価値を見出して= ;、それをみんなが認&#= 12417;る文化をつくるこ{= 92;であると考えます．= これにより，日本は= 3433;全を掲げて世界へ৕= 1;って出られる実力が&= #12354;ると信じています= 290;今，何が足りないの= ;かといったら、安全&#= 12434;大事にする文化が{= 75;っかりと根づいてい= ないことです。それ= 2399;我々大衆の方にもฑ= 2;任があって、もう少&= #12375;冷静に安全をきち= 435;と議論し，評価し，= ;合意をする必要があ&#= 12426;ます。そういう文Ô= 70;を生み出したいと思= うのです。

７．安全学= 398;確立

そのためには，ち&#= 12423;っとオーバーです{= 64;、安全学を確立する= 必要があります。こ= 2428;まで，安全工学、ध= 3;全科学といろいろな&= #35328;われ方をしていま= 377;が、総合的な安全に= ;対する学問を樹立す&#= 12409;きです。今日の展Ķ= 34;ブースにも安全に関= して長岡科学技術大= 3398;と横浜国立大学の2つの大学= 364;出していますが、日= ;本で学科，学部とし&#= 12390;安全をきちんと教{= 60;ている大学はほとん= どないのです。これ= 2399;悲しいことです。Ӗ= 3;だし，安全には、技&= #34899;だけではなくて裁= 028;制度や保険制度など= ;の社会制度だとか文&#= 21270;だとかいろいろなƃ= 54;が絡んでいますから= 、安全を全体的，総= 1512;的にみて、安全をऩ= 5;現する総合した学問&= #12392;して， “安全学”をぜひ= 455;現していきたいと思= ;っています。

今、安全をムード&#= 12391;しゃべっている人{= 64;たくさんおられます= 。私は，安全とは技= 4899;的に科学技術の問༺= 8;として，設計からき&= #12385;んと作り上げてい= 367;，という観点が大事= ;だと思います。そう&#= 12356;う意味で、技術をÈ= 13;心に社会学、人文学= と手を結んだ安全学= 2434;築き上げていくとӓ= 6;うことを提案したい&= #12392;思います。

危機管理= 364;重要になってくるこ= ;れからの時代を考え&#= 12414;すと、もう少し根Ĉ= 12;から、しかも、トッ= プレベルとボトムレ= 2505;ルの両方から、考Ӕ= 0;なおす必要がありま&= #12377;。すなわちボトム= 450;ップは現場と技術か= ;ら、トップダウンは&#= 20225;業トップの理念か|= 25;、両者を結んで統一= したシステムを構築= 2375;，それを法律とかਧ= 1;化が支える、そうい&= #12358;時代に入ったとい= 358;ことを申し上げたい= ;のです．それらをベ&#= 12540;スとして､そろそ|= 29;安全の分野の学問を= きちんと確立し，教= 2946;を実施していくべӔ= 5;であるというのが今&= #26085;の私の提案です。

図　１　&= #22269;際安全規格の階層= 270;構成

図　2　国際規格の特徴= ;

図　３　&= #35069;造者と使用者の関= 418;

図　４　= 522;スクアセスメントの= ;手順

図　５　= 521;ンク付け

図６　SEMI

図７わが&= #22269;の機械安全の現状A= 288;経産省）

図8<= /span>　わが国の機械安= ;全の現状（厚労省）